こんなお客様には気をつけろ

このノートをご覧の方の中には、女風業界でセラピストとして活動している方や、出張ホストとして仕事をしている方もいらっしゃると思います。
また、利用者側として読まれている方もいらっしゃると思い、僭越ながら忠告・アドバイスをさせていただきたいと思います。

ドタキャン・無視キャン系の客

このタイプのお客様は、基本的に我々を「友達程度」と捉えています。

どういうことかと申しますと、予約を平気でキャンセル、日程変更を繰り返します。

友達との飲みなどで、気分が乗らないから…という個人的な理由から、「体調が、優れない」と嘘をつき、リスケをしたことはありませんか?

相手が友達だとしても失礼な話ですが、この系統のお客様は、我々の予約を友達との約束くらいにしか感じておりません。

また、こういうお客様は、キャンセル料が発生していても、支払いをせずに逃げる可能性が非常に高いです。

このお仕事を始めて、七年~八年の経験になりますが、今までの出来事を思い起こすと、私にも上記のようなお客様がいました。

「今日、服を買っちゃって余裕がなくなったから、キャンセルさせて」と平気で自分都合で予約をキャンセルするお客様。わざわざ買った服の写メまで送ってくださいました。(当日キャンセルなので、キャンセル料が発生しますが、払わず逃げられました)

「お誕生日なので祝ってください」と、新規のお客様から終電間際での待ち合わせで予約をいただきましたが、花束は無駄になり、駅にその姿すら現れませんでした。

「予約したの忘れてた 汗 仕事入れてしまって外せないから、キャンセルか別日にしてくれる?」
貴方がお仕事のように、我々もお仕事です。私は、上記のようなお客様は、必ず「接客拒否」を伝え、今後、予約を受け付けない事にしております。

メール泥棒系の客

私がプレシャス(前店舗、昨年閉店)にまだ所属していた時の話です。

我々キャストは、お客様とのメールは、一銭にもなりません。
ご予約を頂くために、朝、昼、晩とメール内容を気にして返信をしています。

しかし、お客様の中には、まだお客様と呼べない方がおります。

それは、一度も利用せず、メールのみをし続ける方。

少し、思い浮かべてみてください。

貴方は、スーパーの食品売場にて、ソーセージの試食販売をしています。
電気コンロでソーセージを焼いて、提供し、ソーセージの売り上げを出す、あのお仕事です。

このお仕事の中には、ホームセンターの実演販売と同じように、プロとして試食販売をしている方もいます。

例えば貴方のコーナーに、毎朝、毎昼、毎晩、家で炊いたご飯をお茶碗に入れて、貴方のソーセージを試食して帰る、という方がいたらどう思いますか?

一袋も購入せず、貴方が一所懸命に焼いたソーセージを、食べて帰るのです。

私はこの行動はメール泥棒と同じと考えています。

いざ、予約の話をすると「メールしてるだけでも癒される」と、逃げるのはこの手のタイプです。

こういう方は利用に繋がったとしても、良いお客様になるタイプではないので、バッサリと切り、メールの返信を打ち切るのが無難です。

また、このタイプは下記のタイプにも繋がってきます。

値段交渉系の客

実は私が一番嫌いな客のタイプがこちらになります。

接客をしていると酔っ払って、急にビンタされたり、殴られたり、「お前等なんて底辺の仕事なんだよ」なんて、お客様から言われたりします 苦笑
この暴力系のお客様は、精神的に普段から病まれている方もいるので、逆にケアが必要と思う場合もありますが、値段交渉系のお客様は、一番タチが悪いです。

上記の暴力系よりも遥かにタチが悪く、とてもずるがしこい。

実際にいたお客様の中で、「半額にしてくれる?」と言ってきた方がいます。

この発言が、我々(相手側)にとってどういう意味かわかりますか?

お客様から見て「貴方(我々)の価値は半額」という聞こえ方になります。

お客様が唯一我々の価値を決めるのは、決められた金額で、このキャスト(セラピスト)を呼ぶか、呼ばないか、です。

男性が利用する側の風俗でも、このようなお客様が多くいると思います。

また、値段交渉をしてくるようなお客様ほど、「自分は店にもキャストにも貢献している」と大きな勘違いをしています。

我々が、お客様に対してなにかしてあげたいと思った時、それは値段の割引などではなく、なんでもない日にサプライズを用意していたり、お金では買えない、そのお客様にしか渡せないような、何かを考えます。

自ら、物を要求してきたり、値段交渉するようなお客様の話に乗った場合、後々、問題がおきます。

ネズミにクッキーをあげると、次にミルクを欲しがるのと同じように、「自分は特別」「次はどんな要求をしよう」と変わっていきます。

問題と思われるタイプのお客様をあげるとキリがありませんが、セラピスト、キャストの皆さんは本当に気をつけてください。

また、お気に入りのセラピストやキャストに気に入られたい、と思うのであれば、純粋に正規の金額で一緒にいる時間を楽しむのみです。

それが、数ヶ月、何年と続けば、自然と大切にされるお客様になっていきます。

我々は、情や情けだけでは動きません。
お金が動いた後に、情や情けが動きます。

お金に余裕がなければ、利用止める、これが正しい選択です。

我々は所詮、娯楽相手なのですから。

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